リング選びで押さえておきたいポイント
- デザイン
- 素材
- オーダー
- ショップ
リングのデザイン
エンゲージリング

ソリティア(爪ありタイプ)
1つの宝石を立て爪で留めたもの。

パヴェタイプ
小粒のダイヤを石畳のように敷き詰めたもの。

爪なしタイプ
ダイヤを立て爪で留めず、台座に直接埋め込んだもの。
マリッジリング

ストレート
シンプル。アームの太さや素材で雰囲気は変わる。

エタニティー
同じ大きさのダイヤをリング全体に並べたもの。

カーブ
アームの形がV字やS字の形にカーブしている。指を長く、ほっそり見せてくれる。

セット
婚約指輪とセットになり、重ね着けができるようなデザインになったもの。
どうやって選べばいいの?
「ライフスタイルに合うかどうか」「自分の指に合うかどうか」を重視して。
購入前に、どんな場面で指輪を着けるか(普段使うのか、仕事中も着けたいのかetc)をしっかりイメージすること。エンゲージリングについて「ずっと身に着けるものでもないので、必要ないのでは?」という人もいるが、オフィスなどでも違和感なく着けられるデザインを選べば問題クリア。立て爪タイプのリングより、ダイヤ伏せ込みタイプのリングの方が、何かに引っかけるという心配も少ないので普段使うのに向いている。
自分の指に合うかどうかを見極めるコツは、デザインの種類を把握した上でなるべく多くの本数を試着し、フィット感を確かめること。さらに鏡で確認する時は、指先だけでなく全身を映してチェックを。
自分の体型や骨格、好きな服装との相性も確かめておこう。
リングの素材
リングのベースには、プラチナやゴールド(金)が使われることが多い。色やデザインだけでなく、金属アレルギーに対する自分の体質や、素材の金属そのものの特徴も考えて、自分に合ったリングの素材をセレクトしよう。
ゴールド
イエローゴールドのほか、ピンクゴールドやホワイトゴールドもある。強度があり錆びたり腐ったりすることもない人気の素材。プラチナよりかぶれやすいが、アレルギーのパッチテストをして問題なければ大丈夫。結婚指輪というよりファッションリングに見られがちな側面も。
プラチナ
エンゲージリング、マリッジリングともに定番の素材。金属アレルギーの人でも、かぶれにくい。熱に強く、色が変わったり、錆びたりすることもない。耐久性に富んでおり、”永遠の愛を誓う”という願いをプラチナに託すカップルも多い。素材が柔らかいので、加工しやすい反面、傷つきやすいという難点も。
石の素材
リングを飾る石といえば、誰もがダイヤモンドをイメージするのでは。
透明感にあふれ、輝きを放ち続けるダイヤモンドは、永久の愛を誓う男女に支持されてきた。その一方、ダイヤモンドにこだわらないデザインも。
例えば、二人の想い出や好みに合わせてサファイアやエメラルドといった誕生石を使う。あるいは、ダイヤモンドと組み合わせてみる。そうすれば、個性豊かなリングが生まれるかもしれない。購入予定のショップで相談してみるのもよい。
ダイヤモンド
エンゲージリングに使われる石で一番人気。ダイヤモンドにはクオリティーを表す4C(カット、カラー、クラリティ、カラット)という目安がある。また、研磨状態(ポリッシュ)や左右の対称性(シンメトリー)もダイヤモンドを選ぶ上での1つの基準となる。メインのダイヤモンドの脇を誕生石で飾るデザインも人気。
誕生石
生まれた月によって決められた宝石がある。この宝石を身に着けていると、幸せが訪れるとされる。誕生石は国によって違う。
1月 | ガーネット |
---|---|
2月 | アメジスト |
3月 | アクアマリン、サンゴ |
4月 | ダイヤモンド |
5月 | エメラルド、ヒスイ |
6月 | ムーンストーン、真珠 |
7月 | ルビー |
8月 | ペリドット、サードオニキス |
9月 | サファイア |
10月 | オパール、トルマリン |
11月 | トパーズ、シトリン |
12月 | トルコ石、ラピスラズリ |
オーダーの種類
オーダーには①フルオーダー(完全オーダーメイド)②セミオーダー(パターンの組み合わせ)③既製品(すでに完成した商品)の3つがある。このほかに、思い入れのこもった肉親のリングに手を加え、新たなリングに生まれ変わらせるリフォームという方法も。
二人の好みや予算、タイミングに応じて、リングを入手する方法を選ぼう。
フルオーダー
二人の希望をもとにしてデザイン画を作成するなど、好きなデザインで作る。お店に何点かのラフ画を提案してもらい、アレンジや修正を加える方法も。時間はかかるが”世界に一つだけ”のリングを作ることもできるので、満足は高い。
既製品
お店のショーウィンドウにあるままのもの。あこがれのブランドの指輪を選んでみては?サイズが合えば、そのまま着けることも可能だが、サイズ直しや取り寄せが必要なこともある。
セミオーダー
たくさんあるデザインから好みのパターンを選び、石と既成の枠をセッティングする。仕上がりをイメージしやすいのがメリット。
リフォーム
母親から譲り受けたものなど、既にあるリングを仕立て直すこと。フルオーダーと同じくデザイン画から描き起こすこともあり、時間を要する。
ショップの利用法
エンゲージリングやマリッジリングは一生もののお買い物。リングを購入するお店とは長いおつきあいになることもある。お気に入りのお店を見つけて、リングの”掛かりつけのアドバイザー”になってもらおう。年月が経って、リングのサイズが合わなくなったり、リングが変形したりしたときは、遠慮なくお店に相談を。どんなアフターサービスを受けられるか、リングを購入するときにお店を確認することもお忘れなく!
気をつけること
リングを購入する際の条件(予算・いつ・どんな時に着けるかなど)を伝えておくと、お店側も的確にアドバイスしやすい。客のマナーとして、特にドレスアップする必要はないが、カジュアルすぎる服装は避けたほうがいい。お店の雰囲気を壊さないように他のお客様にも配慮できればベター。
リングが変形したら
ほとんどの変形は、お店で元どおりに直すことができる。
メンテナンスは
フルオーダーでは、サイズ直しや新品加工が永久保証になる店も。
将来太ってしまったら、サイズ直しは
プラチナやゴールド製の指輪なら、特に凝ったデザインでなければ問題なし。ただし、完璧な仕上がりにならないものや、サイズ直しができないものもある。購入する際に、保証内容や交換費用などの確認を!
リング選びで押さえておきたいポイント
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エンゲージリングとマリッジリングの違い
エンゲージリング(婚約指輪)は、女性にとっては男性から指輪と同時に永遠の約束を贈られるという、最高のプレゼントとなるもの。結納を行う場合、エンゲージリングを婚約記念品とすることが多い。一方マリッジリングは、二人が生涯身につける愛の象徴。挙式の指輪交換の場面で交わし合うのはこの指輪となる。いずれのリングも結婚から始まる新たな人生を共にするものだから、二人の満足のいくものを選ぶのがベスト!
エンゲージリング
男性から女性へ贈るもの。
いつも着けていたい人もいれば、特別な場面でだけ着けたいという人も。普段使いするかどうかなど、使い方を考えた上でデザインを選ぶのがおすすめ。
マリッジリング
二人で着けるもの。
いつも着けているという人が多い。10年先、20年先も飽きずに着けられるようなクオリティーやデザインのものを選ぶのも一つの方法。